2012年10月12日 朝日新聞「声」欄

TV、色覚障がい者に配慮を


 私は、赤系統や緑系統の色を区別するのが難しい「赤緑色覚障がい者」です。 地下鉄の路線の色分け表示が分かりません。庭の芝が緑なのか、枯れて茶色なのかも、目を近づけて、やっとわかる程度です。ましてや、紅葉の美しさなど、生まれてこのかた味わったことがないのです。 特に不満なのはテレビ局です。一部の局以外は、気象情報などで、色覚障がい者に対応していません。緑、薄い赤、赤などで色分けされたテレビの画像は、 録画して一時停止させ、目を凝らしながら見てやっと、なんとか理解できる程度なのです。この障がいは男性の20人に1人の割合で存在します。特にNHKは受信料を視聴者から受け取ってもいます。放送局や交通機関など生活に直接かかわる組織には工夫をお願いしたいと思います。

(朝日新聞 2012年10月12日 「声」欄投書)