2020年10月4日 毎日新聞

どんな形が浮かぶ? 「色覚多様性」啓発Tシャツ企画中! CF 今月末まで


 「色のバリアフリー」社会を目指すPO法人「トゥルーカラーズ」(大阪市中央区)が、一部の色の区別が難しい「色覚多様性」への理解を深めようとTシャツ製作を企画し、10月末までクラウドファディング(CF)で資金を募っている。
 赤と緑、緑と茶などを見分けにくい人は日本人男性の20人に1人、女性の500人に1人とされる。同法人はそれを障害ではなく個性として受け入れる社会を目指し、配色に配慮したデザインの普及などに取り組む。
 今回企画した「ダブルビジョンTシャツ」は、色覚の特性で「波と富士山」や「怪獣」が見えたりする図柄。英語で「何が見えますか」とメッセージを添えた。同法人の高橋紀子理事長は「色覚を『見える』『見えない』と優劣で捉えず違いを楽しめるようになってほしい」と話す。
 CFサイト「レディーフォー」(https://readyfor.jp/projects/truecolorst-shutproject)で募り、目標金額は127万円。返礼はTシャツ(寄付4500円)、Tシャツと啓発絵本のセット(同5500円)など。トゥルーカラーズ(06・4708・5833)。【関雄輔】