2024年8月12日放送

NHK ハートネットTV フクチッチ(49) 色覚の多様性 前編

 “福祉の知識がイチから学べる”教養トークバラエティー。今回のテーマは「色覚の多様性」。国内に300万人以上いるといわれる色の見え方が異なる人たち。前編ではてれび戦士が、当事者の日常を特殊なメガネで疑似体験! 洋品店や焼肉店では当事者はどんなふうに色が見えているのか?さらに、かつて色の見え方が違う人たちは、進路や就職に制限があったという。その歴史をヒモ解く。知られざる色覚の多様性の世界を深堀り!

放送内容 色覚の多様性を理解しよう

人によって色の見え方は異なります。「色覚障害」「色弱」「色覚の多様性」など、いろんな呼び方がありますが、病名は「先天色覚異常」。その多くは遺伝によるものといわれます。色覚に異常が起こるメカニズムや、当事者たちの日常の見え方、色の見え方が異なる人が職業を制限されていた歴史などをご紹介します。

  1. 先天色覚異常とは
  2. 色の見え方が異なる人の日常
  3. 色覚に異常がある人の就職制限の歴史

・NHKテレビ 「ハートネットTV」 フクチッチ(49) 色覚の多様性 前編


2024年8月19日放送

NHK ハートネットTV フクチッチ(50) 色覚の多様性 後編

 後編は、すべての人が見やすい色使いにしていこうという取り組み、CUD(カラーユニバーサルデザイン)をてれび戦士が徹底取材!社会に広がりつつあるCUDとは、一体どのようなものなのか?実物を見ながら、みんなが暮らしやすい社会を実現するために必要な工夫を学びます。さらに「つなぎびと」では、「色覚に障害のある人たちが見えている世界」を可視化することに成功したアプリ、その開発者の思いに迫ります。

放送内容 目のことで困っている人のために。色覚に異常がある人の見え方が体験できるアプリを開発・浅田一憲さん

色覚に異常がある人の見え方をシミュレートできる、画期的なアプリがあります。「色のシミュレータ」です。開発した浅田一憲さんは開発当時、ある事情で会社を辞め、自宅にひきこもる生活をしていました。その頃に制作したアプリによって、結果的に救われたのは自分だったと、浅田さんは振り返ります。

  1. 色覚に異常がある人の見え方をシミュレートできるアプリ
  2. 実業家としての成功と挫折 そして再起
  3. ユーザーの声:息子が見ている景色を知った黒部さんのケース
  4. アプリを作って救われたのは、自分自身だった