NPO法人 True Colors

リンゴはなぜ赤いのか？

色覚について知りたい方は、まず色について知りましょう。
光がなければ色はありません。私たちが色を
感じるには「光源」「物体」「視覚」の三要素が必要です。

目の網膜が物体からの光を受け、脳に伝達します。
そして、脳がその「色」を知覚します。

人の色の感じ方

網膜にある視細胞は、目に映る可視光線を受けます。
まず信号が視神経を経由して大脳に入ります。
ここで3種の錐体からの情報内容を分析して「色」を知覚します。

※赤錐体は長波長の、緑錐体は中波長の、青錐体は短波長の可視光線に反応します。

赤く見えるリンゴの正体は

グラフの赤色の波長成分の面積が大きく、
他の青や緑の色の波長成分は吸収されているのがわかります。
このように私たちの目に映るリンゴの赤色は、
わずかな青色や緑色が含まれて構成されています。
あらゆる波長の色が混ざり合って、さまざまな色が
含まれていることがわかります。